院長ブログ

2011.08.29更新

休日を利用して,実家近くの熱田神宮へ行ってきました。今まで初詣くらいしか行ったことがありませんでしたが,知人からパワースポットのことを聞き,出かけてきました。

本殿を右に曲がり,神楽殿横の鬱蒼と木々が茂った小道を下って行くと,付きあたりに清水社があります。



途中で何人かにすれ違い,結構知られた場所のようです。御祭神は水を司る神様である罔象女神(みずはのめのかみ)です。

社殿の奥に湧き水が出ているところがあり,「お清水さま」とよばれています。この水で洗うと,目がよくなり肌がきれいになりで,パワースポットして雑誌などに紹介されています。



湧き水の中に苔むした石がありました。この石は楊貴妃の石塔の一部だそうで,楊貴妃にまつわる伝説が熱田神宮にはあります。

中国が唐の時代のことです。玄宗皇帝は大和国(現在の日本)を侵略しようとしていました。それを憂えた天照大神の命を熱田大明神が受け、熱田大明神は唐で楊貴妃という名の絶世の美人へと変身しました。楊貴妃の美貌に心奪われた玄宗は唐へと引き下がってしまい,目的を達成した熱田大明神の魂は熱田の地へと舞い戻ったというお話しです。

湧き水でしっかりと顔,手を洗ってきましたので,ご利益があったら,またご報告いたします。

投稿者: 平井クリニック

2011.08.25更新

突然,島田紳助さんが引退しました。話術に長けた司会で,漫才をやっていたころからすごい才能だと感心していました。自分自身,あまり口がたつほうではないので,話のうまい人を見ると,よほど普段から自分の考えをまとめているのか,話しながら論点を整理していけるのか,不思議に思っていました。先日の会見を見ても,暴力団関係者と数回会ったりメールをした程度であるが,今後の芸能界のために,甘んじて自分に重いペナルティーを科したと視聴者の同情を誘う様は,さすがと思わせました。

今回,十数年前に自分では解決できないトラブルがあって,それを暴力団関係者に解決してもらったことから付き合いが始まったとの説明でした。実際に会った回数は多くはなく,それだけでは確かに今までの例からして,引退するほどのことはないのかもしれません。気になるのは,暴力団関係者が解決したということは,やはり暴力や脅しで解決したということで,トラブルの相手はどうなってしまったんでしょう。その後の付き合いの多い少ないより,トラブルの解決を暴力団関係者に任せ,相手はともかく自分は楽になったことに恩義を感じていたことに問題があると思います。

これからは一般人として誰とでも気兼ねなく人付き合いができますが,今回問題になった関係はどうするつもりでしょうか。

以上,いろいろ感ずることはありますが,歯切れのよい弁舌を聞けなくなるのはやはり残念ですね。

投稿者: 平井クリニック

2011.08.22更新

血液凝固阻止剤「プラザキサ」による重篤な出血に関する注意喚起が厚労省から出されました。この薬は,心房細動のある患者さんで血栓による脳卒中や全身の塞栓症が起きないように,血液を固まりにくくする作用があります。一方,出血があった場合には,当然のことながら,止血しにくくなります。

血液凝固阻止剤としては,以前から,「ワーファリン」が用いられてきました。こちらは,効き目が食事や他の薬の影響を受けやすいため,納豆,青汁,クロレラなどの食事制限があり,通常は1-2ヶ月毎の血液検査(PT-INR)で患者さん毎に薬の量を調整する必要があります。

プラザキサは食事制限が必要なく,薬の量が固定で,ワーファリンのような煩雑さがありません。さらに,本邦発売前の国際共同試験では,脳卒中,全身塞栓症,頭蓋内出血の発症率が,ワーファリンに比べ少なかったという成績でした。

以上の利点から,平成23年3月の発売時にはかなり期待が大きかったわけですが,8月11日の時点で,64000人中(推定),重篤な出血の副作用が81人,うち5人が死亡という状況になり,注意喚起が出されるに至りました。

これは,プラザキサがワーファリンに比べ,実は副作用が多いということではなく,多くの医者が多くの患者さんに薬を出すようになると,臨床試験では分からなかったことが明らかになるということだと思います。

先に述べたように,ワーファリンはPT-INRを目安に投与量を調節するのが煩雑な反面,薬の効いている程度が検査でわかる利点があります。これに対して,プラザキサは薬の効果の変動が少ないため投与量は固定で簡便ですが,薬の効果を見る一般的な検査がありません。鼻出血,皮下出血,歯肉出血などの出血があって始めて効きすぎを疑うことになります。

腎臓の働きが低下している人,高齢者,消化管出血の既往のある人などは慎重投与となっていますが,これらに当てはまる場合は,ワーファリンでこまめに検査をして投与量を調節したほうが,当面は安全かもしれませんね。

投稿者: 平井クリニック

2011.08.15更新

子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の供給不足が解消され,公費助成対象者への初回接種が再開されました。専門外ですが,子宮頸がんについて,少し勉強したことを書きたいと思います。

子宮頸がんが他のがんと大きく異なる点として,
1. ワクチンで予防できる
2. 前がん状態での早期発見が可能
の2点が挙げられます。

子宮頸がんの成因として,発癌性のヒトパピローマウィルス(HPV)の持続感染が深く関与していることがわかってきました。ワクチンはこのHPVに対する抵抗力をつけることで感染を防ぎ,子宮頸がんを予防する効果があります。ただし,いったん感染してしまったHPVを排除することはできませんので,感染機会(性交)のないうちに接種するのが効果的です。ワクチンに含まれていない型の発がん性HPVによる感染を考慮すると,予防効果は70~80%と言われています。

2番目の早期発見ですが,特有の自覚症状がないだけに,まずは検診を受けることが重要です。日本では,子宮頸がんは50歳以上の中高年では減っているのに対し,20~30歳代の若い女性で増えています。原因として,若い年代の検診の受診率が低いことが考えられています。

検診は,子宮頸部の細胞を採取して顕微鏡で見る細胞診で行いますが,この検査の特徴として,がん細胞を判定するのは正確だが,前がん病変の検出感度は75%程度と低いことが挙げられます。

最近,新しい検査法として,発癌性のヒトパピローマウィルス(HPV)の感染の有無を判定する,HPV DNA検査が開発されました。この検査と細胞診を併用すると,検診の感度がほぼ100%になるそうです。つまり,両検査とも陰性であれば,がんはまずないということで,欧州での研究によると,この場合は検診間隔を6年に延ばしても安全であったとのことです。両検査とも陰性の時は,少なくとも,毎年は検診を受けなくてよく,自治体の財政面での負担も軽くなることが期待されます。

さらに,前がん病変で見つかると,治療は円錐切除といって子宮は残すことができ,その後の自然妊娠,分娩が可能になります。妊婦の平均年齢が上昇していることを考えると,子宮が残せるかどうかは非常に大きなポイントになります。

HPV DNA検査は,自分で検体を採取できますので,若い年代の受診率を上げることにも有効と思われます。ただし,子宮頸がんの内,HPV DNA検査が陰性のものが3%程度あるとのことですので,細胞診も受けるように啓発する必要があります。

若い年代への子宮頸がん検診の敷居を低くするには,まず,HPV DNA検査を行うのがよいのではないかと思います。

投稿者: 平井クリニック

2011.08.10更新

JFLの松田選手が急性心筋梗塞で亡くなりましたが,当院でも最近,胸痛で受診される患者さんが続きました。循環器内科を標榜しているせいもあるでしょうが,2週間で4人も不安定狭心症(心筋梗塞の一歩手前)で近隣の総合病院に紹介し,1人はバイパス手術,3人はカテーテル治療になりました。

狭心症や心筋梗塞は,心臓の筋肉に血液を送っている冠状動脈の流れが悪くなって起きる病気です。一般的には寒い時期に増えますが,夏の暑い時期には脱水で血液が濃くなっても起きると考えられます。とは言っても,まったく正常の血管が脱水になっただけで詰るとは考えにくく,元から動脈硬化のある部分が急に閉塞すると考えられます。

自分は今まで心臓の病気はしたことがないし,血液検査でも異常は指摘されたことがないので大丈夫かと言うと,そんなことはありません。

今回の松田選手も,プロのスポーツ選手で,同年代の一般人よりはメディカルチェックはきちんと受けていたはずです。

先ほど,"まったく正常の血管が脱水になっただけで詰るとは考えにくい"と書きましたが,どんな人でも生まれた時から,徐々に動脈硬化は進んでいます。つまり,まったく正常の血管を持っている人はまずおらず,あるのは動脈硬化の程度の差だけです。そして,高血圧,糖尿病,脂質異常症,喫煙といった動脈硬化の危険因子があると,より病気になりやすくなります。

夏の心筋梗塞を予防するには,水分補給で脱水にならないように気をつけるのも大事ですが,それ以上に,日頃から食事,運動など健康に気をつけた生活習慣を心掛けるのが重要です。

投稿者: 平井クリニック

2011.08.09更新

 筆不精のせいで長らくブログをお休みしていました。この間,東北の大震災や福島の原発事故,異常な円高など,未だ先が見えない大問題やサッカー女子ワールドカップでの"なでしこJAPAN"の優勝など,半年前には予想もつかなかったこと(なでしこJAPANの選手の皆さん,すみません)が起きました。

 このような事件を我々はマスコミの報道で知るわけですが,ニュースは単に事実の羅列ではなく,マスコミの姿勢が反映されます。この姿勢が,原発賛成,反対といった社会問題に対するスタンスなら良いのですが,低レベルの個人的な心情や偏見が垣間見えるときがあります。今,東海TVの情報番組「ぴーかんテレビ」で岩手県産米を"汚染されたお米セシウムさん"などとテロップで流し大問題になっていますが,これなどは良い例だと思います。

 この件は,誤ってテロップを流したことが問題なのではなく,事実とかけ離れた偏見を持つような人間がマスコミで働いていたことに問題があります。今回,仮に放送されなかったとしたら,ちょっとしたジョークということで仲間内で笑って済んでいたのでしょうか。もちろん,個人の主義,信条は自由ですが,職業上の最低限の倫理観というものは持っていてほしいと思います。

投稿者: 平井クリニック

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